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気になったことをまとめます。

自然言語からプログラムのコードを生成する OpenAI Codex がリリースされました

OpenAI Codex がアップグレードして自然言語からプログラムのコードを生成できるようになり、この機能を使うための API が private beta という形でリリースされました。

openai.com

API を使用するには、今のところ Wait list に登録して待つ必要があるようです。

 

Codex のベースとしては、同じく OpenAI が開発した自然言語処理モデルである GPT-3 が使われています。実は、GPT-3 でも自然言語からコードを生成することは可能でした。

参考:OpenAI’s GPT-3 Can Now Generate The Code For You

 

しかし、GPT-3 では生成する Python コードに 4KB のメモリしか使えなかったのに対し、今回の Codex では 14KB のメモリが使用できるようです。そのため、より複雑な状況に対するコード生成も可能になったということになっています。

 

OpenAI Codex については、GitHub Copilot が発表された時にそのエンジンとして紹介されていました。GitHub Copilot ではコメントと関数名からその実装を自動生成するという動作でしたが、OpenAI Codex の API を使用することでより汎用的に使えるということになります。

 

copilot.github.com

 

 何を作るか決めた時にプログラマーがやることは、問題をより小さな問題に分割し、単純な問題をコードに置き換えるという作業になります。特に後者のコードの置き換え部分に対して、OpenAI Codex では価値を発揮するということです。

 

GitHub のパブリックリポジトリからコードを学習しているということで、ライセンスの問題等の議論の余地が存在していますが、OpenAI のサイトで公開されている動画を見ると使ってみたくなります。